んにちは。
AI初心者実験室です。
今回は、私たちが取り組んでいる「AI社員プロジェクト」の中でも、特に面白い結果が出た実験をご紹介します。
テーマはとてもシンプルです。
「AIへの指示は、多ければ多いほど良いのか?」
なんとなく「細かく指示した方が賢く動いてくれそう」と思いますよね。
私もそう思っていました。
そこで今回は、同じ課題を4つの異なる条件で実行し、AIの文章がどのように変わるのかを比較してみました。
今回の実験内容
今回の課題はとてもシンプルです。
「電気ケトルの記事構成を作る」
この課題を4つの条件で実行しました。
ただし、条件の内容は伏せた状態で比較します。
出力だけを見て、
「どれが一番思想が強く出ているか」
を判断してもらいました。
つまり、先入観をできるだけ減らしたブラインドテストです。
実験前の予想
実は私は、
「指示が多いほどAIの個性も強く出るだろう」
と予想していました。
イメージとしては、
指示が少ない
↓
少し変わる
↓
さらに変わる
↓
一番たくさん指示したものが最も特徴的になる
そんな結果を想像していました。
実際の結果は予想外でした
ところが、結果は全く違いました。
一番大きく変化したのは、
最もシンプルな指示だったのです。
逆に、一番たくさん指示を追加した条件は、
思っていたほど大きな変化が見られませんでした。
この結果には、自分たちも驚きました。
特に変わったのは「読者への姿勢」
文章を比較すると、
シンプルな指示を追加しただけで、
- 読者に無理に買わせようとしない
- 「向いていない人」も紹介する
- 読者自身が判断できる内容になる
という変化が見られました。
一方で、
細かい指示をさらに追加しても、
今回の短い課題では、その違いはあまり表れませんでした。
予想が外れたことも成果
今回、一番良かったのは
**「予想が外れたこと」**です。
もし予想どおりだったら、
「やっぱりそうだよね」
で終わっていたかもしれません。
でも実際は違いました。
そのため、私たちは実験結果に合わせて、
研究ノートの内容まで修正することになりました。
「最初の考え」にこだわらず、
結果に合わせて考えを変える。
これも実験の大切な部分だと思っています。
まだ分からないこともあります
もちろん、今回だけで全てが分かったわけではありません。
今回の課題は数分で終わる短い作業でした。
そのため、
長時間の作業で役立つような指示は、
出番そのものが無かった可能性があります。
つまり、
「効果が無い」
ではなく、
「今回は出番が無かった」
という可能性も十分考えられます。
ここは今後の実験で確かめていく予定です。
AIは「指示が多いほど良い」わけではないのかもしれない
今回の実験で感じたのは、
AIは単純に指示を増やせば良くなるわけではない、
ということです。
短い一文でも大きく変わることもあれば、
たくさん追加しても、ほとんど変化しないこともあります。
だからこそ、
「どんな指示を増やすか」
の方が重要なのかもしれません。
まとめ
今回の実験では、
「AIへの指示は多いほど良い」という予想は外れました。
そして、一番シンプルな指示が最も大きな変化を生み出すという、意外な結果になりました。
もちろん、今回の結果だけで結論を出すつもりはありません。
AI初心者実験室では、
「思ったとおりになったこと」よりも、
**「思ったとおりにならなかったこと」**を大切にしています。
予想が外れたら、その理由を考え、また次の実験をする。
そんな試行錯誤も含めて、このブログで記録していきたいと思います。

